2024年8月1日
家のお手入れがメインのブログなのですが、子供の情操教育に家庭菜園が良いと聞き、何か書いてみようと思い立ちました。
…というのはこじつけで、花より野菜という中の人の趣味です。
園芸も奥が深くてまだまだ知らないことだらけです。
それでも、手探りしながら「生物(せいぶつ)」と関わることは、本当の意味で「知る」ことだと私は思っています。
私が最初に野菜を育てようとした動機は、育てる楽しみよりも収穫を期待してのことでした。
なおかつ、お店で買うよりも安ければ嬉しい!
しかし、実際に育ててみると思っていたよりもずっと厳しい現実を知りました。
まず、家庭菜園を始める場合、道具が必要です。
露地栽培でないなら、初期投資として鉢と土が必須です。
支柱、移植小手なども揃えていくと費用は膨らみます。
また、住宅街では十分な陽当たりを確保できないことが多く、収穫量が思ったように増えません。
なので、お店に並ぶ野菜よりもずっと小さくて、コストもかかったけれど、愛情は負けてない! という気持ちから始めることをお勧めします。
初心者の私が経験して感じたことは、夏野菜は苗を買う方が簡単だということでした。
コストの面から考えると、種は圧倒的に安いですが何度か挑戦して全て失敗しました。
大農園をするならともかく、家庭菜園なら必要な苗の数も1桁でしょう。
なので、トマトやナス、キュウリなどは苗を買うのがおすすめです。
一方で、種からでも失敗しなかった野菜があります。
それは、レタスです。(☆結球レタスではなく、リーフレタスです)
なお、祖母はホウレン草なども種から育てているので、葉物は種から育てやすいのかもしれません。
今回は私の唯一成功しているレタスを少しだけ紹介します。
おそらく、ほとんどの葉物に共通することだと思いますが、鉢は浅いもので大丈夫です。
種を買ったら、袋の裏にある種まき時期を参考に蒔いてもらったらいいと思いますが、せっかくなのでレタスのことを少し調べてから育ててみてください。
まず、発芽温度です。
レタスの発芽温度は20℃前後とされています。
キュウリやトマトが25℃~30℃であるのに対して、低めなことが分かります。
これを知るだけで、キュウリやトマトとは育てるスケジュールを変えていく必要があることがわかりますね!
また、種を植える深さについては、種子の嫌光性・好光性を知ると面白くなります。
レタスの種子は好光性です。
好光性とは、光に反応して発芽することをさします。
つまり、レタスの種を蒔くときは浅く土を被せるくらいにしてあげましょう!
芽が出たら、適度に間引きするだけで簡単に育てられます。
一般的なサイズのプランター(横幅60㎝くらい)で4株程度がオススメです。
収穫は必要な分だけ摘んで食べることで、長く楽しめますよ!
春と秋の2回栽培のチャンスがあるので、この記事を読んで興味を持たれた方はぜひ、チャレンジしてみてください!