2024年6月1日
雑草対策の苦労を考えて、敷地内は全面コンクリートにするというお声を聴くことがあります。
我が家では、おそらく雑草対策に割栗石を敷き詰めていましたが、私が幼少のころから遊んでいるうちに数が減ってしまい、隙間から雑草が繁茂するようになりました。
…つくしが繁殖して欲しいと胞子をばらまいた結果、最凶の雑草スギナの出現を許してしまったことも要因の一つかもしれません。
結局、毎年夏に伸びるたびに刈り取り、冬は休戦するというサイクルが定着しました。
我が家の事情を紹介しましたが、世間ではしっかりした雑草対策があるので、調べていきたいと思います。
最も原始的な方法で、お金もかかりませんが、体力が必要です。
効率的な駆除を考える場合、生えている雑草の種類を特定し、雑草の特徴に合わせて対応することが理想です。
特に多年草は、根で増えるため根気が必要です。
完全に繁茂した状態で耕すと、根が切断されて株が増える原因になります。
完全に駆除することは難しく、根気よく対処することになりますが、刈るタイミングとしては2回のポイントがあります。
(1)地上部の成長がかなり進み、茎葉に蓄積された養分の地下部への移行が旺盛になる時期
(2)地上部が成長停止し、老化しつつある時期。
個人的には、土の温かみが好きなので面倒でもうまく付き合っていきたい派です。
地上部が、養分を地下に移行するという話がありましたが、芽や葉の部分に振りかけるのがポイントです。
濃度が濃すぎると、葉だけが枯れて地下に薬品が届きません。
除草剤は製品によって使われている化合物も違います。
効きにくい雑草もあるので、よく確かめてご購入下さい。
☆なお、ペットを飼育されているご家庭では、ペットが薬品を舐めてしまう可能性があります。
ご使用には十分にご注意ください。
ペットに優しい除草剤もあるので、お店の人に確認しましょう。
除草剤の使用法について、私は地上部の葉がどれだけ早く枯れるかで判断していましたが、実は奥の深いことがわかりました。
地面を覆うことで、繁殖を抑制します。
覆う材料について、2つの例を挙げます。
剪定枝を裁断した木材チップや、刈った後の雑草などを利用する方法です。
コスト的にも、ゴミになるものを利用するエコな点からも魅力的です。
抑制の効果としては、木材>雑草といわれています。
ただし、崩壊しやすいため定期的な補充が必要な点、枯草を隠れ家にする虫が寄ってくる点はデメリットかもしれません。
野菜などを育てる場合には、そのまま土づくりの材料にするといいですね。
☆剪定枝をチップ状にするにはハードルが高いですが、自治体によっては裁断の機械を貸し出してくれることもあるようです。
ポリプロピレンなどの素材を織布や不織布の形状に加工したシートです。
抑制の鍵は遮光と物理的抑圧力にあります。
完全に密封することで生えてこないようにすることが期待できる優れものですが、注意点があります。
遮光力で抑制するため、隙間があった場合はそこから生えてきます。
特に、重ね部分は隙間が発生しやすい場所です。
シートの敷設前の土中に地下で増える植物の根が残っている場合、下から突き上げるようになります。
植物の種類によっては、葉や茎の先端が硬くとがっているため、シートを突き破ってしまいます。
そのため、防草シートを敷設する前には、敷設したい場所の雑草をしっかり根絶、もしくは弱体化させておくことが重要です。
除草剤などもうまく使いましょう。
草刈りという煩わしさを避けるのであれば、防草シートや全面コンクリートがオススメといえそうです。
参考になりましたら幸いです!