火災保険に付帯できる地震保険について

2025年2月1日

もしもの時の備え、「火災保険」
住宅ローンを組んだ方は、同時に火災保険に加入されていることでしょう。
ところで、地震による火災の場合、火災保険で保険金は支払われるのでしょうか?
実は、地震による火災は補償の対象外なのです。
今回は地震保険の一般的な内容について簡単にご紹介していきたいと思います。

1.地震保険は単独では契約できない

一般的に地震保険は火災保険(主契約)に付帯されています。
保険会社の商品説明としては「セット」という表現になっているかもしれません。
つまり、火災保険を契約しないで地震保険だけという選択は出来ません。
なお、火災保険加入済みの方であれば、地震保険は後から追加することも可能です。

2.補償内容について

地震保険は、地震、噴火、津波といった災害に補償される損害保険です。
保険金額は火災保険の30~50%の範囲で設定します。
ただし、建物は5,000万円、家財は1,000万円という上限額があります。
また、1つの価格が30万円を超える貴金属や宝石などは補償対象外です。
ご注意ください。

3.保険金と保険料について

保険金は「全損」「大半損」「小半損」「一部損」の4段階に応じて支払われます。
また、保険料については4つの割引制度があります。
これらは重複適用できません。
・免震建物割引(50%)
・耐震診断割引(10%)
・耐震等級割引(最大50%)
・建築年割引(10%)

4.所得税控除

火災保険は所得税控除の対象外ですが、地震保険は控除の対象です。
控除額は最高5万円となっています。

その他、細かな制約などについては保険会社さまにお問い合わせ下さい。

ももちゃん