住まいの防災対策(地震)

2022年2月15日

昔から怖いものといえば、「地震・雷・火事・おやじ」と言われてきました。
真っ先に挙げられる地震について対策を考えてみましょう。
少し長くなってしまいましたが、ぜひ最後までお読みください。

住まいの地震対策

地震の来襲を予測する技術は日々進んでいますが、今のところまだ難しい状況にあります。
事前対策として家具などの転倒防止を普段から気をつけましょう。
また地震発生時の対応も確認しましょう。

1. 門・塀

住まいの耐震性には注意していても、地震の時に建物の外に出ていた場合には、門や塀の耐震性がとても大切です。
これまでに発生した地震でも、ブロック塀や石造りの塀などの倒壊により多くのけが人や死者が出ています。
また、倒れた塀が道路を分断して、被災後の避難や救助、消火活動などの妨げになった事例もありました。
正しく工事がされていないものや、老朽化しているものは早めに専門家の点検をうけ、取り壊すか、補強しておくことが必要です。

3.4m間隔に控え壁(袖壁)がないブロック塀も注意が必要です。

☆自治体によっては危険ブロック塀撤去の補助金制度等もございますので、お近くの市役所などに問合せてみましょう。

2. 家具

(1)配置
  • 部屋の出入り口付近や廊下、階段等に物をおかない。
  • 地震時の出火を防ぐため、火気の周辺に家具を置かない。
  • 家具の上にガラス製品等壊れやすいものを置かない。
(2)転倒防止
  • 家具・家電には転倒防止や滑り止めを施す。
  • 重い物を高い位置に収納しない。
  • じゅうたんや畳に背の高い家具を置かない。
L字金具等を用いて、しっかりと家具を壁や床などに固定します。

☆転倒防止器具を取り付けて固定などをするためには、設置する壁に十分な強度が必要です。
薄い壁を避け、頑丈な柱などに固定するようにしましょう。
柱などがない場合には、壁の中の下地材がある場所にネジなどで家具を固定しましょう。

地震が来たら…

1.火の始末

使用中のガスコンロやストーブなどの火を消します。
給湯器も忘れないようにしましょう。

2.電気を止める

分電盤のアンペアブレーカーのスイッチを切り、住まいに送られる電気を止めましょう。

3.出口の確保

地震の揺れによって、窓枠や戸が変形し建具が開かなくなることがあります。
身の安全が確保されたら揺れの合間をみて、扉や窓を少し開き避難出口を確保しましょう。

地震後の点検

地震の後、住まいを十分に点検しましょう。

  • 屋根瓦のずれ
  • 給排水管の漏水、ガス漏れ
  • 門・塀の割れ、傾き
  • 基礎・外壁の割れ
  • 建具の開閉

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ももちゃん