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秋こそダニ対策を

秋はダニ対策が最も必要となる時期。ダニは湿度や気温の高い6月~8月に繁殖のピークを迎える。布団に潜むダニの寿命は1カ月~3カ月で、死骸やフンなど、ぜんそくや皮膚炎の原因となる物質(アレルゲン)の累積量は秋に最も多くなる。

ダニは、温度25度~30度、湿度60%以上で繁殖しやすい。人間の皮脂やフケ、ホコリなどをエサにしており、布団は栄養源の宝庫、寝汗はで湿度も高く、風の通りもないため寝具はダニにとっての楽園だ。
ダニを死滅させるには、50度以上の熱を数十分浴びせる必要がある。日光ではこの条件を満たせない。
ダニを住みづらくするには、乾燥が一番。

起床後は窓を開けてしっかり換気する。掛け布団をイスなどにかけておくと風が通り、乾きやすい。エアコンを切タイマーで約1時間、ドライモードに設定するのもおすすめ。

死骸やフンは水に溶けやすいため、洗濯も効果的だ。枕カバーやシーツなど水洗いできるものはこまめに洗おう。布団カバーの四隅にはホコリなどダニのエサがたまりやすいため、裏返して洗うといい。表と比べて風も当たらず、ダニも多くいるからだ。

布団を干す際には、物干し竿を2本使ってM字にかける。風の流れがよくなり、満遍なく空気に触れる。ただし、曇りの日にやると逆効果だ。湿気を呼び込みかえってダニが住みやすくなる。布団乾燥機を活用するのも対策のひとつ。乾燥だけでなく、熱によるダニの死滅も期待できる。布団たたきは厳禁。死骸やフンを細かくし、吸い込みやすくなってしまう。布団の素材を傷つけない程度に表面をはらい、エサとなるホコリなどを落とすだけで十分だ。死骸やフンは、洗濯後も落ずに残ることがある。そこは、掃除機でシーツや布団に一平方メートルあたり1分。じっくり力強くかければ吸い込むことができる。
冬用の布団へ衣替えする際は、事前に天日干しをするなど余裕を持って準備すること。
布団をしまう際には、押し入れにはすのこを敷き、風の通り道を確保すれば湿気を抑えることができる。布団を天日に干し掃除機をかけ、押入れのすのこへ置けばバッチリ。衣替え時は、対策を施す絶好の機会だ。

ベットのマットレスはサイズが大きいので、ベッド本体との間に雑誌を挟む。四隅に雑誌を挟めば、風の通り道を確保でき、乾燥しやすくなる。
子どもは、寝汗をたくさんかくため寝具は毎日洗うのが理想だが、その手間をはぶく方法は、バスタオルをシーツの上に敷いて取りかえるだけなら簡単にできて、湿気も抑えることができる。手軽なダニ対策として覚えておきたい。

(2016.10.8 日本経済新聞 掲載抜粋)