住まいの情報掲示板

これからは「長持ちする家」がいい

最初の建築費は割高でも…ランニングコストが安い家がいい

長期的に見てコストの低いほうがいい

家の割高・割安の考え方として、最近新しく注目されているのが「ライフサイクルコスト」です。
これは、家を最初の購入価格だけで見ないで、住んでいるときのコストやどれくらい長く住めるかという住宅そのものの寿命も考えてみようというものです。

そもそも日本の住宅は、何年住めるのかという発想が欠けており、誰もが見栄や間取り、道路付けや設備にばかり目を向けてきました。本当は、その家がどのくらい長く持つかを左右する躯体・構造や、設備の老朽化を防ぐ手立てや仕組みが備わっているかということのほうが大事なのです。一戸建てでいえば、屋根や壁面の部材の場合、少し高くともメンテナンスに手のかかりにくい新素材のものを選ぶことで、結果的に長持ちして割安になります。断熱材を壁や天井にしっかり入れる、複層ガラスを利用するといったことで、光熱費がかかりにくくなるとともに、ひどい結露を防ぎ、内装が傷みづらくなります。これらは、住む前の購入時点で導入しておかないと、なかなか後から手をつけられるものではありません。もっと視点を広げると、太陽光発電やエコキュートといった環境に負荷をかけづらいシステムを導入することで、結果的に光熱費のかからない家を実現することもできるのです。

こうした見た目では違いがわかりづらい家の性能を評価する手法として、住宅性能表示制度があります。住宅において重要な、構造耐力、耐久性、省エネルギー性など10分野を評価機関が評価するものです。売主に依頼して評価を受けてもらうのも、良質な家を得るひとつの手立てといえます。これからの住宅はイニシャルコストからライフサイクルコストに発想を変える時代に変化していくでしょう。

トクするマイホームの選び方・買い方2015年版より抜粋